あなたが痩せない理由は睡眠の影響かも!?
あなたが痩せない理由に”睡眠の質”が影響します。
それは、睡眠の質が自律神経やホルモンバランスに影響を与え、体重増加に繋がる食欲増加や代謝以上などを引き起こすからです。
・運動するが痩せない
・食事制限するが痩せない
ダイエットに関しては、食事や運動は重要なことであると認識されている方は多いのですが、意外と睡眠の質の低下による影響も強いです。
そこで今回は、睡眠の質が体重にどのような影響を与えるか!の紐解いていきましょう。
睡眠の質と体重増加について
睡眠のミッションとしては、
①脳と体の休息
②記憶の定着
③ホルモンバランスの調整
④免疫力の向上
⑤脳の老廃物の排出
が挙げられます。
体重増加に関しては、主に③ホルモンバランスの調整が影響します。
睡眠時には多くのホルモンが働いており、睡眠の影響がホルモンに与える影響は絶大です。
ホルモンは、生活習慣病とも密接に関わりがあるため、睡眠の質を高めることは生活習慣病の予防にも繋がります!!
成長ホルモンとゴールデンタイム
睡眠の質で大事なホルモンといえば成長ホルモン
成長ホルモンといえば、子供の成長に関わる印象が強いですが…
実は大人にも重要な働きをします。
いわゆる体の修復作業です!!
この作用により筋肉や骨が強くなり、傷や損傷した組織が修復されます。
<ゴールデンタイム>
少し前までは、午後22時〜午前2時までに成長ホルモンが多く分泌されると言われることもありました。
成長ホルモンは、入眠から最初の90分(ゴールデンタイム)で一番分泌されると言われ、
このコールデンタイムの質が睡眠にとってキーポイントとなります。
このゴールデンタイムには色々なことが起きています
・睡眠圧(眠気)の解消
・自律神経の調整
・成長ホルモン(グロースホルモン)の分泌
・記憶の定着/脳のコンディショニング
このゴールデンタイムの質が低下すると、その後の睡眠リズムは崩れ睡眠の質は確実に低下します!!
副腎皮質ホルモン(コルチゾール)とストレス
成長ホルモンの分泌とは、逆に明け方や起床直前(午前3時頃から明け方に最高値に達し,起床後30~60分の間に大量)に分泌されるのが副腎皮質ホルモン(コルチゾール)です。
このホルモンの作用は
・たんぱく質の分解
・ブドウ糖や脂肪などを新しく産生してエネルギーを確保(朝の目覚めをサポート)
・免疫抑制作用や抗炎症作用
・ストレスやアレルギー反応の抑制
コルチゾールでは、ストレスに反応してストレスへの抵抗力を向上させてくれますが、
先ほどのゴールデンタイムが上手く機能しないと、このコルチゾールが体力に分泌され、コレステロール・血糖値・血圧上昇などを招きます!!
また日中のストレスへの抵抗力も低下し、それにより暴食などにも繋がり体重が増加します。
レプチンとグレリン
睡眠による食欲への影響はこの”レプチン”と”グレリン”が密接に関わります。
レプチン:食欲を抑える作用
グレリン:食欲を増加させる作用
睡眠時間の低下による影響でレプチンは分泌は低下し、グレリンの分泌は増加すると言われております。
「30~60歳の男 女 1,024名 対 象 と し た ス タ ン フ ォ ー ド 大 学 医 学 部の疫学調査」
8時間睡眠者と比べて 5時間 睡眠者では,血中グレリン(食欲亢進ホルモン) が 14.9%増加し,血中レプチン(食欲抑制ホル モン)が 15.5%減少することが報告されてい る.
これにより食欲が増し、体重が増加します!!
なかなか痩せない人は、睡眠の質を意識して見ましょう!
食事制限や運動などを頑張っているけど痩せないと悩む方は、上記の内容を踏まえて、睡眠の質を意識して生活して見ましょう!
①7〜8時間の睡眠時間を確保しましょう!
②不規則な生活リズムはやめましょう!
③運動や入浴は就寝時間の2時間前までに済ませましょう!
④寝る前に考え事はやめましょう!
⑤寝る前にストレッチや深呼吸を行い、体をリラックスさせましょう!
⑥暴飲暴食を避け、なるべくタンパク質やビタミン類を摂取するようにしましょう!
当たり前の内容ですが、当たり前を当たり前に継続することは意外と難しいです。
なかなか痩せないと悩む方は是非一度行ってみましょう!
まとめ
今回は、睡眠時間や睡眠の質が体重増加に関与する原因について解説しました!!
特に最初の90分間のNonRem睡眠をしっかり確保することが、その後の睡眠リズムに与える影響は大きいため、上記の対策を実施し、特に最初の90分を大事にしましょう!!